前月(11月)の電気代の昨対を比較
まずは、先月の電気代の昨対比較を振り返ってみます。
【電気代】2020年:8,279円→2021年:8,408円
【売電額】2020年:10,540円→2021年:8,804円
【電気使用量】2020年:433Wh→2021年:384kWh
Aくん
我が家の契約している電気プラン「はぴeタイム」の料金設定
※こちらのプランの新規加入は2019年4月1日以降停止となっています。
このプランは太陽光発電と蓄電池を設置する場合、最適なプランだと思うのですが、昼間に利用する電気代が高く、深夜の電気代が格安のプランとなります。
昼間に使用する電気は太陽光発電を利用し、利用しきれない電気は売電する。(設置から10年間)
深夜に格安の電気を蓄電池に充電し、太陽光発電ができない、曇りや雨の日や、時間帯は蓄電池に貯めた格安の電気を利用するという仕組みになります。
Aくん
2021年11月請求分から余剰充電設定をオンにしました
余剰充電設定とは
余剰充電設定は太陽光発電で発電した電気を売電するのではなく、優先的に蓄電池に充電する設定のことです。卒FITを迎えるとこの設定に変更するのですが、我が家は卒フィット前に行ってみて、データの変化を見ていきたいと思います。
※卒フィット前なので蓄電池の容量がいっぱいの場合、売電もされる形になります。
余剰充電設定の方法
メーカーによって少し違うと思いますが、余剰充電設定のオンオフは蓄電池のモニターで簡単に設定できます。
卒FIT前ですが、全量売電をやめてみます。太陽光発電から蓄電池に充電する設定、切替方法。余剰充電設定方法。今月も全量売電を続けていたらどちらが得だったのか?考えてみました。
11月から余剰充電設定をオンにし、発電した電気を蓄電池に優先的に充電する設定にしましたが、以下の部分を計算しながら今月も全量売電をしていたらどちらが得だったのか考えてみました。
発電量
期間中の発電量や発電量から電気使用に回った量を計算
電気使用量
電気代として請求される分だけでなく蓄電池から使った電気も合わせたトータルの電気使用量を計算
再エネ促進賦課金
電気使用量以外に電気代に含まれている燃料費調整額と再エネ促進賦課金。燃料費調整額は為替などによって毎月バラバラなので比較対象からは外し、再エネ促進賦課金は電気使用量に比例して上がっていくので、含めて計算する。
時間帯別の電気使用の内訳
日中も蓄電池から電気が使われる形に変化するので時間帯別の電気使用量の内訳が変化するので、その差額を計算。
燃料費調整額と再エネ促進賦課金とは
燃料費調整額とは
燃料費調整額は電気料金のコストの内、燃料費は為替レートや原油価格の影響を大きく受けるので
燃料費の変動を迅速に電気料金に反映させる制度によって算定された料金とのことです。
燃料費調整単価は、基準燃料価格と平均燃料価格に差が生じた場合、その差額に基づき算定されるみたいです。
平均燃料価格は、原油、液化天然ガス、石炭の貿易統計価格を基に算定される燃料価格のことで、この3つは熱量や数量単位が違うので同じ熱量、数量単位に換算して平均熱量価格を算定した物とのことです。
再エネ促進賦課金とは
再エネ促進賦課金は「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度」によって電力の買い取りに掛かった費用を電気使用量に応じて負担する物とのことです。
Aくん
まずは、電気代の変化を計算してみます
今年と昨年の電気代を時間帯別で比較
今年は昨年より電気使用量が14kWh多く、電気代も1,522円高い結果となりましたが、計測日数は今年の方が1日多かったです。この計測日数は、また昨年に合わせて考えてみます。
計測日数を昨年に合わせて考えてみます
単純に今年の電気使用量を計測日数で割って昨年と同じ28日分の電気使用量にしました。(あくまでおおよその使用量です)
これをもとに再エネ促進賦課金の料金を確認してみます。
再エネ促進賦課金を昨年と計測日数を合わせて予想します
こちらの赤枠部分が今月請求された電気代の内訳です。
電気使用量が585kWhの場合、再エネ促進賦課金は約1,965円ですが、昨年と計測日数を合わせた28日分の使用量565kWhだった場合、どうだったのか過去のデータを見て予想したいと思います。
昨年の571kWhは4月の電気使用量と全く同じなので昨年の再エネ促進賦課金は1,701円だったと予想されます。
今年の565kWhは571kWhと6kWh差で、昨年の8月と9月が11kWh差で37円差なので今月の再エネ促進賦課金は昨年とほぼ変わらないと考え、差は0円で考えようと思います。
使用された時間帯で変化した電気代
昨年の571kWhを時間帯ごとの料金に当てはめ計算すると約7,888円となり
今年の585kWhを時間帯別の料金で計算すると約7,828円となり
使用量が14kWh多いですが今年の方が60円電気代は安くなっていました。(電気代の計測日数を合わせるのは発電量から使用に回った電気から計算してみます。)
今年と昨年の発電量を比較
計測日数なども違う場合があるので、太陽光パネルのモニターで毎日のおおよその発電量を確認して計算してみました。※このモニターの発電量は正確ではないのであくまでもおおよその数字となります。
今年と昨年の計測期間の発電量はこんな感じでした。今年の計測日数を28日間に合わせると今年より昨年の方が22kWh発電量が多かったです。
我が家の売電額単価は1kWh当たり31円なので22kWhは金額にすると682円分、昨年より今年は発電自体がされていないということになりました。
この発電量の差は考慮して考えていきます。
今年と昨年の売電額の差
コチラが今年と昨年の売電額の比較です。今年は発電量から使用量に回った電気が多いので大幅に下がっています。
売電額も計測日数を昨年の28日分に単純計算すると売電量は昨年より-111kWh、売電額は-3,689円となりました。
今年と昨年の発電から使った電気も合わせた実際の電気使用量を計算してみました
まずは今年の実際の電気使用量を計算します
まずは、発電量から売電された電気を引き、発電量から電気使用に回った電気量を出します。
それを電気代として請求された電気使用量と合わせたものが今年の実際の電気使用量となります。
さらに、実際の電気使用量を単純計算で昨年の計測日数の28日分に直した778.4kWhが今年の実際の電気使用量となります。
昨年の実際の電気使用量を計算します
昨年も発電量から売電量を引いて発電量から電気使用に回った電気量を出します。
それと電気代で請求された電気使用量を合わせた695.4kWhが昨年の実際の電気使用量です。
今年と昨年の発電量から電気使用に回った電気量の差額を計算し、今年は昨年より69kWh発電量で賄った電気が多かったことになります。
これも、考慮して全量売電が得か損か考えていきます。
発電量から電気使用に回る時間帯はリビングタイムかデイタイムのどちらかの時間帯なのでそれぞれの金額に当てはめます。
昨年より、今年の方が多く発電量で賄った電気の料金は約1,619円~2,192円ということになりました。
結果、余剰充電設定をオンかオフした時どちらがお得??
余剰充電設定をオンにした結果(2か月目)
上記で計算した数字を全て考慮してまとめてみます。
電気使用量の時間帯の内訳が変わり、電気代は今年の方が60円安くなっていました。
売電額は3,689円今年の方が悪い結果となりました。
再エネ促進賦課金は今年と昨年は同じでした。
発電量は今年の方が682円落としてしまっていました。
発電量から賄った電気代は間を取って約1,900円今年の方が多く使っています。
これらを全て計算すると、今月も全量売電をしていた方が1,047円お得だったのではないか?という結果になりました。
1か月目~2か月目までの結果
ということで1か月目~2か月目までの結果ですが、どちらも約1,000円ずつ全量売電をしていた方がお得だったのかなという結果になりました。
これは、損になっていても1年間どれぐらいの差が出るのか見ていきたいなと思います。