お風呂やキッチン、洗面所のお湯など生活に欠かせない活躍をしてくれているエコキュートですが、やっぱり寿命や故障をしてしまうこともあります。少しでも長く使い続けられるように日頃のメンテナンスが大事になってきます。
Aくん
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エコキュートの寿命
- ヒートポンプ→5~10年
- タンク→10~15年
ヒートポンプの方が壊れやすく、寿命も短くなります。
エコキュートが故障した時の修理代の目安
修理費用はあくまでも目安ですが、部分的な部品の交換などでも8千円~7万円と高額です。
ヒートポンプの修理の場合、8万円~22万円、貯湯タンクの場合、全て入れ替えると30万円前後になる場合もあるようです。
かなり高額な修理代の掛かってしまうエコキュートなので出来るだけ長く使っていくために小まめなメンテナンスが必須です。
フルオートのエコキュートでやってしまいがちなNG行為
フルオートのエコキュートのNG行為の中で入浴剤の使用が1番やってしまいがちなことかなと思います。
追い炊き機能が濁り系の入浴剤はNG
追い炊き機能のあるフルオートのエコキュートの場合、白く濁ったりする濁り系の入浴剤を使うと故障や不具合などの原因になってしまいます。
これは、追い炊き機能はお湯が循環するので入浴剤の混ざったお湯が循環することで、配管が腐食したり、誤作動が起こってしまう可能性があるからみたいです。
各メーカーで推奨されている入浴剤があります
我が家の使っているPanasonic(パナソニック)の場合、「バブ」「バスロマン」「きき湯」などが推奨されているようです。
基本的にはやっぱり濁り系かどうかがポイントみたいです。
普段自分で行うメンテナンス①貯湯タンクの湯アカ清掃
故障や不具合を防ぐために自分で普段行うメンテナンスが主に3つあります。
1つ目は貯湯タンクの湯アカ清掃です。
貯湯タンクの中にお湯が貯まっている以上、必ず、底に湯アカが貯まってしまいます。これを流し出す作業になります。
作業①タンクのメモリを確認する
室内の管理モニターで現在のタンク内の湯量をメモリで確認することが出来ます。このメモリが満タンの時に湯アカ清掃を行うと、最初に放出されるお湯がかなりの高温になっている場合があるようで危険みたいです。
自動の沸き増し運転をオフにするなどしてメモリを1つでも減らした状態で作業を行っていきます。
作業②漏電遮断器を切り、給水元栓や逃し弁レバーを操作
タンクの漏電遮断器を切る→給水元栓を閉じる→逃し弁レバーを上げる、という順で作業をします。
この逃し弁レバーはタンク内の圧力を調整するものみたいです。逃し弁レバーを上げると水の流れる音がし出しました。
作業③排水栓を開き、排水配管から2分間水を流す
給水元栓の横に排水栓がありこれを開けます。これで排水配管から水が流れ出し、タンクの底に溜まった湯アカを流し出すことになります。
水は約2分間、流し続けます。※この時、あまり水が流れてる音は聞こえませんでした。
2分後に排水元栓を閉じます。
作業④給水元栓を開けてタンク内を満水にします
給水元栓を開けてしばらくすると水の流れだす音がしだします。この音が聞こえてくるとタンクが満水になった印みたいです。
元栓を開けてから結構すぐに水が流れ出す音がしました。
作業⑤逃し弁レバーを戻し、漏電遮断器を入りにします
逃し弁レバーを戻すと水の流れる音が止まりました。そして漏電遮断器を入りにします。
作業⑥室内の蛇口からお湯が出るか確認する
室内の蛇口からちゃんとお湯が出ればOKです。
タンク内の状況などを目で確認することが出来ないのでちゃんとキレイになっているかわからないのですが、これでタンク内の湯アカ清掃は完了です。
貯湯タンク内の湯アカ清掃の作業頻度
この貯湯タンク内の湯アカ清掃は年に2~3回ぐらい行うのが良いみたいです。
浴槽フィルターの清掃
自分で行うエコキュートのメンテナンス2つ目は浴槽内フィルターの清掃です。
浴槽内フィルターは頻繁に行う
浴槽内にあるフィルターは取り外せるので、ブラシなどでフィルターの清掃を行います。
これは、随時頻繁に行うメンテナンス作業になります。
浴槽とタンクをつなぐ配管の清掃
エコキュートの自分で行うメンテナンス作業の3つ目は浴槽とタンクをつなぐ配管の清掃です。
Panasonic(パナソニック)は洗浄運転モードがあります
浴槽内のモニターのメニューの中に洗浄運転モードがあれば、このモードで浴槽とタンクをつなぐ配管の清掃が出来ます。※洗浄運転モードが無ければ市販の給湯器用風呂釜洗浄洗剤などの使用方法で清掃できます。
洗剤は給湯器用の物を使用する
追い炊き機能があるお風呂に使える「給湯器用」と書かれている物を使用します。市販でも「ジャバ」など販売があります。
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洗浄運転の使い方①フィルターから10cm以上のお湯がある状態で行う
浴槽内のフィルター(配管)から10cm以上お湯を溜めてから洗剤を入れて「洗浄運転モード」をスタートします。
※これは残り湯でも行うことが出来ます。運転時間は10分ほどです。
洗浄運転の使い方②お湯を抜いて洗い流し綺麗なお湯を溜めます
1回目の運転が終わったら溜まっているお湯を抜き、軽く洗い流してもう一度お湯を溜めます。※この時も浴槽内のフィルター(配管)から10cm以上溜めます。
洗浄運転の使い方③再度、洗浄運転を行い、お湯を抜き綺麗に洗い流します
綺麗なお湯を溜めた状態で洗浄運転を行い、配管の中の洗剤などを流します。
2回目の運転が終わったらまたお湯を抜いて綺麗に洗い流し、完了です。
浴槽とタンクをつなぐ配管の清掃頻度
「ジャバ」などの洗剤には月1回と記されてますが、Panasonic(パナソニック)の推奨は年2~3回でした。
なので、貯湯タンクのメンテナンスと一緒に行えばOKです。
Aくん