注文住宅を作る時に、作りたかった物の1つが自分の書斎スペースです。奥さんや子供の方が家にいる時間が長く、リビングやキッチンはどちらかというと奥さんの要望や、使い勝手を考えて設計してもらっていて、家の中で唯一自分の好きな物や好きなように作れる空間が書斎スペースになります。
書斎を個室にしなかった理由
我が家の書斎は壁が無く、階段のちょっとした吹き抜け部分を上がったところに3畳ほどのスペースで書斎を作りました。
壁を作らなかった理由
個室にするとずっと部屋にこもってしまいそうだから、と奥さんから言われたことが理由です。
仕事もWEBデザイナーをしているので、家でもPCをよく使うのですが、壁を作らないことにより、リビングにいる、奥さんや子供とも会話ができることや、すぐに1階に降りていけたりもすることが理由です。
15cm下げた床
業者さんから反対意見もあったのですが、廊下より15cm下げた作りにしてもらいました。これは、壁が無くても廊下などとは別空間のようにしたかったからなのですが、メリット、デメリットがあったのでご紹介します。
壁が無い、15cm下げた床のメリット
建築当初から、自分的には個室でもそうじゃなくてもどちらでも良かったのですが、実際、壁を無くしてみて、意外に良いことが沢山あったので今は壁が無い方が良いんじゃないかと思いっています。
①狭いのに広い
床面積で言うと3畳ほどのスペースですが、壁が無いので、吹き抜けや2階の廊下までが1つの空間になっていて狭いのに広い、開放感を感じさせるスペースにすることが出来ました。
②天井が高い
廊下などより15cm下げた作りにしたことで、天井が高く、これも開放感につながっています。
③タイルカーペットが全体に敷けた
フラットだと廊下との境目が段になってしまうのでタイルカーペットを敷くことが出来なかったのですが、15cm下げたことにより、書斎スペースにだけタイルカーペットを敷くことが出来ました。これで、壁が無くても廊下などとは、より別空間のような感覚にすることが出来ました。
さらに、フローリングだと冬場なども冷えますが、素足でいても快適な空間にすることが出来ました。
壁が無い、15cm下げた床のデメリット
①プライベートが無い
僕はあまり気にならないのでこれはデメリットにはならないのですが、プライベートを重視される方にはおススメ出来ないです。
②ベランダの扉の段が45cm
廊下との段を15cm作ったことにより、ベランダに出る扉の段も通常より15cm高くなってしまい、45cmになってしまっています。我が家は寝室からもベランダには出れるのですが、45cmは階段を2段飛ばしするようなぐらいになるのでデメリットかなと思います。
書斎に作りたくて作った物たち
①コンクリート調の壁紙
コンクリートの打ちっぱなしの家に憧れがあったので、書斎スペースの一面はコンクリート調の壁紙にしました。最近の印刷技術はすごくて近くで見ても本物のような質感になっています。さらに高い壁紙になるとコピー部分が無く、よりリアリティーのある物もあります。
②アクアリウム
昔に飼っていたこともあるのですが、新居にずっと置きたかったのがアクアリウムです。このカウンターは水槽を置くために造作してもらった物になります。
③新婚旅行で買った記念品
新婚旅行でハワイに行った時に買った現地のアーティストの方のイラストです。引っ越し前は飾れてなかったのですが、今は書斎スペースに飾っています。
どの家庭でも、書斎スペースなどが唯一、自分のスペースになってくると思うので、後悔しないように好きな物を詰め込んだ空間にしたいですね!